採用サイト分析の「地味だけど大変」な作業「また手作業でコピペですか...」中小企業の人事担当の皆さんなら、きっと共感していただけると思います。競合他社の採用サイト全体やインタビュー記事をAIで分析したりする際に、どうしても避けて通れないのがテキストの抽出作業です。以前、この課題を解決するためにWebクローリングツールを作ってもらった話をしましたが、実際に使ってみると新たな課題が見えてきました。そして今回、もっと手軽で効率的な方法を発見したので、その体験をシェアしたいと思います。Diaブラウザーとの出会い最近使い始めたのが、DiaというAIエージェント搭載のWebブラウザーです。もともとARCというブラウザを利用していたのですが、そのブラウザの進化バージョンになります。The Browser Company of New Yorkが開発しているもので、現在ベータ版として提供されています。「Chat with your tabs」がキャッチフレーズの通り、ブラウザ内でAIと会話しながら作業ができるのが特徴です。特にWeb文字起こしの機能が、採用サイト分析において予想以上に便利だったんです。実際に試してみた:採用サイトのインタビューページで検証期待を上回る精度採用サイトのインタビューページを開いて、Diaに「このページをマークダウン形式で文字起こしして」とお願いしてみました。結果は正直、びっくりするほど綺麗でした。良かった点:見出しと本文の構成がそのまま保持されるヘッダーやフッターなどのノイズが除外されるマークダウン形式での出力精度が非常に高い処理速度が早いWebクローリングツールとの比較以前作ったWebクローリングツールと比較すると、明確な違いがありました:Webクローリングツールの課題:ヘッダー・フッター・ナビゲーションメニューなども抽出してしまう本文のみを抽出する機能がまだ未完成後工程での整理作業が必要Diaブラウザーの優位性:本文のみを的確に抽出構造化された出力追加開発不要複数ページを一気に処理したい場合は、確かにWebクローリングツールの方が早いんです。でも、後工程のことを考えると、Diaで1ページずつ綺麗に抽出した方が、全体的には効率的だと感じました。読み込めないページへの対処法すべてのサイトで完璧というわけではありません。採用サイトによっては、Diaがうまく読み込めないページもありました。そんな時の代替手段も見つけました:ページのテキストを手動でコピーDiaの隣に搭載されているAIに貼り付け「これをマークダウン形式で整理して」と依頼整理されたテキストをコピペで利用この方法でも十分実用的で、結果的には手作業よりもずっと効率的でした。初心者へのヒント:使い分けが重要実際に使ってみて感じた、AIツールを使っている人事担当者向けの使い分けのコツをお伝えします:単発の採用サイト分析にはDia1〜3ページ程度の分析高品質な文字起こしが必要後工程での活用を重視大量処理にはWebクローリングツール10ページ以上の一括処理スピード重視大まかな情報収集が目的採用サイトAI分析の前処理としてDiaで抽出したマークダウンファイルは、その後のAI分析にそのまま活用できます。ChatGPTやGeminiに「この採用インタビューから、求める人材像を分析して」といった依頼がスムーズに行えるんです。まとめ:ツール選択の重要性今回のDiaブラウザー体験を通して改めて感じたのは、目的に応じたツール選択の重要性です。開発不要で手軽に始められる高品質な文字起こしが可能後工程まで考えた効率性これらの観点で、Diaブラウザーは採用サイト分析において非常に実用的な選択肢だと思います。次回は、実際にDiaで抽出した採用サイトのインタビュー記事を、AIに分析させてみた結果をお伝えする予定です。中小企業の人事担当者の皆さんが、日々の採用活動で活用できる具体的なノウハウをシェアしたいと思いますので、ぜひお楽しみに。※Diaブラウザーは現在ベータ版で、macOS 14以上(M1チップ以降)で利用可能です。詳細は公式サイトをご確認ください。#ライターの紹介-横内 圭介(Musubi Inc.):調査・分析、戦略〜施策の立案と実行まで担当略歴 ##略歴"""-総合商社にて、主に製造業を中心としたマーケティング・営業を担当。15年以上に亘り、国内外メーカーの海外進出支援や営業・マーケティング戦略の立案から実行までを行う。2015年にMusubi Inc.を設立してから全く畑の違うブランディングの業務に従事。製造、建設、サービス、銀行、飲食、ホテル、運送、流通、リサイクルなど多くの業界を担当し、様々な領域の課題可決をコンサルタントとして担当している。ここ1年ほど様々なAIツールに触れ自身の業務効率が格段に上がったことから、兼業でブランディングやマーケティング業務を担われている方などに向けて情報発信できたらなと考えています。兼業でなかなか時間が割けない=ブランディング・マーケティング活動ができないといった方々に少しでも役に立てればと思っています。"""