「また画像探しで1日潰れた...」そんな憂鬱な日々にサヨナラデザインの方向性の議論、オウンドメディアの更新、提案資料の作成、お客様から作成依頼されたピッチ資料...。どれも必ず必要になるのが「画像」です。でも、イメージに合う画像を探したり作ったりするのって本当に大変です。Pinterestで次の会議用の画像を延々と探しても「なんかちょっと違う」。デザイナーに依頼すれば時間もお金もかかる。お客様から「うちの会社だとどんなイメージになるか見てみたい」と言われても、追加予算がないから困ってしまう...。そんな画像調達の悩みが、Midjourneyとの出会いで一気に解決しました。しかも、面倒だった作業が楽しくなって、サービスの質まで向上したんです。今回は、猫画像から始まった私のMidjourney体験談をお話しします。きっかけは「デザインイメージの議論を自分でできたら」導入を決めたタイミング1ヶ月ほど前、デザインイメージの議論やブランドアーキタイプの検討をする機会が増えて「自分でイメージ画像を作れたら便利だな」と思ったのがきっかけでした。以前からMidjourneyの存在は知っていましたが、「画像生成AIって難しそう」と敬遠していたんです。でも実際に使ってみると...想像以上に簡単で面白い!最初は猫画像から(笑)うちは猫を5匹飼っているので、最初に作ったのは趣味の猫画像でした。サングラスをかけた猫から始めて、服を着せてみたり、アニメ調にしてみたり、SFチックにしてみたり。最近は猫がセルフィーを撮っている写真なんかも作って楽しんでいます。SNSやTikTokでよく見る画像を自分でも作れるのが単純に楽しい!業務活用でコスト削減と時短を同時実現Before:画像調達の苦労従来の画像調達は本当に大変でした:Pinterestでの画像探し:1日がかりでも「これじゃない感」デザイナー外注:1回5万円のコスト、時間もかかるお客様のリクエスト:「うちの会社のイメージを見たい」→追加予算なしでは対応困難After:Midjourneyで全て解決今では以下の用途で毎日活用しています:オウンドメディア用画像:記事に合わせたオリジナル画像または文脈に一切関係ない画像も(笑)提案資料・ピッチ資料:コンセプトを視覚化デザイン方向性の議論:その場でサンプル作成ブランドアーキタイプ検討:抽象的な概念を画像化お客様との議論:「御社だとこんな感じ」を合成で実現(修行中)効果:アクセス倍増の嬉しい誤算オウンドメディアの画像を全てMidjourneyで作ったところ、なぜかアクセスが倍増しました。理由はよくわからないのですが(笑)、たまたま見た人がちょっと笑ってくれたり、「かっこいい」と思ってくれたりする瞬間が生まれているのかもしれません。文章系AIとは違う面白さを発見他の画像生成AIとの違いChatGPTのSora、GeminiのImagen4も使いましたが、遊び心を踏まえたクリエイティブな資料作りならMidjourney一択だと感じています。Midjourney:アーティスティック、クリエイティブ感が抜群Sora・Imagen4:日本語で簡単入力、ペルソナ画像作成などビジネスユースには便利用途に応じて使い分けていますが、「ちょっと面白い画像を作りたい」時はやっぱりMidjourneyですね。予想と違った「難しさ」と「面白さ」予想と違って難しかった点: 思っているイメージ通りに作ろうとすると結構難しい。「イメージを言葉にする」のって本当に大変です。予想以上に面白かった点:同じプロンプトでも毎回違う画像ができる思いもよらない画像が生まれて、それが逆に良かったりするExploreで他の人の作品とプロンプトが見られるので勉強になる失敗から学んだコツとツール作成猫画像作成で気づいたコツ最初は「サングラスをかけた宇宙服の猫がSF映画のポスター風に...」みたいに一度に全部指定していましたが、うまくいかないことが多かったんです。発見したコツ:ミニマムでスタートして少しずつ要素を追加カメラアングルなどの基本設定は早めに指定(後半だと忘れられる)シンプルな指示の方が美しい結果になることが多い自作ツールで効率化イメージを言葉にするのが難しいので、Midjourneyプロンプト生成ツールを作りました:入力例:「腕時計の高級感あるCM風画像〜」出力例:* 主題:腕時計* 表現媒体:写真風(CM撮影風)* 構図:真上からの俯瞰* 照明:強い自然光、反射と波紋* 色彩:アクアブルー、ターコイズ中心の清涼感あるトーン* 背景:透明な水面* 雰囲気:洗練された現代的なビジュアルmacro shot of a wristwatch immersed in crystal clear water, rippling reflections under strong sunlight, elegant aqua tones, minimalistic luxury aesthetic最近はPerplexityのミニアプリ機能も使って、さらに便利なツールを作成中です。簡単に数分でできるので、可能性が広がっています。お客様との関係も変化その場でアレンジ・生成できる便利さ従来は「画像を探してきます」「デザイナーに相談します」だったのが、その場でサンプルを作成できるように。効果:時短になる新しい視点の発見につながる思いもよらない画像から良いアイデアが生まれるZoomでの小さなコミュニケーションアーティスティックなマーケティング画像を背景に使ったり、面白い画像を見せたりして、ちょっとした楽しみを共有しています。堅い会議も少し和みますね。まだまだ修行中、でも楽しい!現在の課題WEBサイトデザインへの反映がまだ上手くできません。メインビジュアルは良いのですが、「サイト全体のイメージ」を出力しようとすると、なぜか別のかっこいいアート作品になってしまいます...。まだまだ勉強が必要ですね。それでも失敗は楽しい失敗や時間の無駄だと感じることはほとんどありません。失敗から面白い画像が生まれることも多いので、全てが学びになっています。初心者におすすめの始め方まずはここから試してみよう1. Exploreで他の人の作品を見る 色々な人の作品とプロンプトが見られるので、気に入ったものをそのまま使って生成してみてください。すぐにかっこいい画像が作れて、プロンプトの勉強にもなります。2. 一言から始める 「cat」と入力するだけでも画像は作れます。芸術度などのパラメーターをいじりながら、普通の写真風→アニメ調→アート風と変化を楽しんでみてください。3. シンプルに始めて徐々に追加 最初から複雑な指示をせず、基本の画像ができたら少しずつ要素を足していくのがコツです。「ちょっとしたこと」で仕事はもっと楽しくなる1ヶ月前の私は「画像作成は面倒な作業」だと思っていました。でもMidjourneyを使い始めてから、面倒だったオウンドメディア更新も「今度はどんな画像を作ろうかな」と楽しみになりました。苦痛だった資料作成も少し面白くなって、サービスの質も向上。何より「もっと早く使っていれば良かった」と心から思います。デザイナーに文句を言われることも減ったでしょうし、お客様の満足度も上がったでしょうから。ちょっとしたツールを取り入れるだけで、仕事はもっと楽しく、いいものにできるんです。もしあなたが「画像作成が面倒」「もっとクリエイティブな資料を作りたい」と思っているなら、まずは猫でも犬でも好きなものを入力してMidjourneyを試してみてください。きっと「こんなに楽しいものだったの?」と驚くはずです。明日からの資料作成が、きっともっと楽しくなりますよ!今回使用したツールMidjourney:クリエイティブな画像生成に特化Perplexity(ミニアプリ機能):プロンプト生成ツールの作成コスト比較Before:デザイナー外注1回5万円〜 + Pinterest探索半日〜1日/回After:Midjourney月額費用のみ活用のポイントシンプルなプロンプトから始めるExploreで他の人の作品を参考にする失敗も楽しみながら実験する基本設定(カメラアングル等)は早めに指定※イメージ共有をなるべくうまくできるように合成など勉強中なんですが、入力例で紹介したプロンプトです。editで背景と時計を合成して、そこからプロンプト指示で作成してみました。イメージビジュアルとしては自分的にはよく出来たと思ってます(笑)#ライターの紹介-横内 圭介(Musubi Inc.):調査・分析、戦略〜施策の立案と実行まで担当略歴 ##略歴"""-総合商社にて、主に製造業を中心としたマーケティング・営業を担当。15年以上に亘り、国内外メーカーの海外進出支援や営業・マーケティング戦略の立案から実行までを行う。2015年にMusubi Inc.を設立してから全く畑の違うブランディングの業務に従事。製造、建設、サービス、銀行、飲食、ホテル、運送、流通、リサイクルなど多くの業界を担当し、様々な領域の課題可決をコンサルタントとして担当している。ここ1年ほど様々なAIツールに触れ自身の業務効率が格段に上がったことから、兼業でブランディングやマーケティング業務を担われている方などに向けて情報発信できたらなと考えています。兼業でなかなか時間が割けない=ブランディング・マーケティング活動ができないといった方々に少しでも役に立てればと思っています。"""