「ちょっと試してみるか」が人生を変えるきっかけになるとは2年くらい前、ChatGPTが話題になった時に「とりあえず触ってみるか」と軽い気持ちで始めました。最初は何ということもない入力をして反応を見たり、ちょっとした質問をしてみたり。「すごいなー」とは思ったものの、それ以上でもそれ以下でもありませんでした。まさかその後、毎日AIなしでは考えられないほどハマってしまうとは、その時は想像もしていませんでした。今では業務のあらゆる場面でAIを活用し、周りの人から「AIのレクチャーをして欲しい」と頼まれるまでに。しかも、これまで「できたらいいな」と思っていたことが次々と実現できるようになって、毎日がとても楽しいんです。今回は、軽い気持ちで始めた生成AIに想像以上にハマってしまった体験談をお話しします。運命の出会いは「Perplexity」だった転機となった瞬間ChatGPTを触ってから半年以上経った2023年後半(多分それくらか24年初めくらい)、仕事でちょっとした調べ物をしている時にPerplexityとたまたま出会いました。これが私の生成AI人生を変える大きなきっかけでした。「これは便利すぎる!」仕事上、気になったことは何でも調べる癖があるのですが、Perplexityなら論文検索まで含めて一発で情報が集まる。特に専門外の分野で仮説を立てる時、例えばターゲットの深い心理的背景を分析する際に「この仮説、心理学的に無理がないか?」といった裏付けがすぐに取れるのが画期的でした。SEOの世界観が変わった瞬間同時に「これはルールが根本的に変わるな」と実感しました。Perplexityで調査が完了するので、そもそも個々のサイトに行くことがかなり減る。Googleを基準としたSEOは意味がなくなるのでは?と。進化が早すぎて「どうなるんだろう?」と正直よくわからなかったのですが、確実に言えるのは「従来のやり方では通用しなくなる」ということでした。久しぶりに触ったChatGPTで驚愕Perplexityがきっかけで、久しぶりにChatGPTに触ってみました。そして驚愕。「こんなに性能上がってたの!?」以前とは比べ物にならないほど精度が向上していて、これなら業務にどんどん活用できそうだと確信しました。ここから本格的な「AI学習」が始まります。プロンプトの世界にハマっていく最初の壁:話が長くなるだけ問題業務活用を始めようとして、最初にぶつかったのが「思った回答が出ない」問題。普通に質問すると、話だけ長くなって期待した結果が得られませんでした。そこで「プロンプトって何?」から勉強開始。YouTubeで基礎を学び、プロンプト作成の本も読みました。精度が劇的に変わった瞬間目的・背景・出力イメージ・制約事項などをしっかり指示した時、精度が全然違う!と実感しました。これまでの曖昧な質問とは雲泥の差です。実験魂に火がついたそこからは実験の日々。主要なAI(Claude、Gemini、Perplexityなど)を端から触って比較研究。同じプロンプトでAIごとに出力差があるのか、一度に多くの業務を依頼すると精度が落ちるのか、業務を細かく分解して依頼した方が良いのか...。製造業出身で工程管理に慣れていたことも幸いして、業務分解は苦になりませんでした。むしろ「このタスクはここまで細分化すればAI化で精度を上げるなー」と分析するのが楽しくて仕方ありませんでした。「これもできるのか!」の連続地味に嬉しい発見:図作成一番印象的だったのは、Claudeで図を作成してパワポに転用できることを知った時。「これは地味に便利!」今まで1時間かけていた図作成が5分で完了。デザインセンスがなくても美しい図ができあがる感動は忘れられません。データ分析の可能性に驚愕テキストマイニングがかなりいい精度でできたり、あるサイトの半年分のキーワード変遷データを分析させてみたら70-75点くらいの精度で分析してくれたり。そこそこデータ量も多かったので「ここまでできるのか!」と驚きました。毎日がAI抜きでは考えられない日々に業務のあらゆる場面で活用今では毎日AIを使わない日はありません。新たな業務改善はもちろん、これまで提供していたサービスのブラッシュアップにも活用しています。例えば、採用サイト制作で社員インタビューを作る際、従来はコンセプトに沿ってライティングして終わりでした。でも今は、インタビューデータをマインドマップ化し、さらにテキストマイニングで分析した結果も付属資料として提供しています。これにより、お客様がライティングをチェックする際にコンセプト以外にも客観的な基準ができて、より精度の高い判断ができるようになりました。専門能力の民主化を実感「もっとこうしたかった!」と思っていたことが、AIのおかげで専門能力含めてどんどん民主化されていく。やりたいイメージをどんどん実現できる楽しさを毎日感じています。心理学の知識がなくても心理分析ができ、デザインスキルがなくても美しい図が作れ、統計の専門知識がなくてもデータ分析ができる。これまで「専門家に頼まないと無理」だと諦めていたことが、自分でできるようになったんです。教える立場になって見えたこと頼まれるようになった「AIレクチャー」以前の私のようにChatGPTの無料版をちょっと触っているくらいの人たちから、導入レクチャーを頼まれることが増えました。「そんなに使えるなら試してみたい」 「このままだとAI化に乗り遅れてしまうんじゃないか?」そんな声をよく聞きます。初心者がつまずくポイント教える立場になって気づいたのは、多くの人が「はじめの一歩」で躓いていること。プロンプトが作れない、うまく指示できない結果、「世間が言うほど使えないのでは?」と感じて諦めてしまう。本当にもったいないです。ちょっとしたコツを掴めば、一気に世界が広がるのに。AIと一緒に成長する楽しさ日々進化するAIについていく面白さAIの進化スピードは本当に早くて、新機能がどんどん追加されます。だからこそ、とにかく情報をキャッチアップして日々触ってみることが大切。新しい機能を発見するたびに「今度はこれが自動化できそう」「あの業務にも応用できるかも」とワクワクします。能力拡張の実感一番嬉しいのは、自分の能力がどんどん拡張していく実感があること。昨日まで「無理」だと思っていたことが今日は「できる」に変わる。この感覚は本当に楽しいです。あなたも「軽い気持ち」で始めてみませんか?1年半前の私は「AIって面白いけど、仕事で使うのは難しそう」と思っていました。でも実際は、軽い気持ちで始めたことが想像以上に大きな変化をもたらしました。重要なのは「完璧を目指さない」こと。最初は50点でも、使いながら改善していけば必ず上達します。そして何より、自分でできることがどんどん増えていく楽しさを実感できます。もし「AI使ってみたいけど、何から始めれば...」と思っているなら、まずは気になったことをChatGPTに聞いてみてください。そこから始まる世界の広がりに、きっと驚くはずです。初心者の方へ:サポートします私は専門のAIコンサルタントではありませんが、この記事を読んで「初心者向けのレクチャーを受けたい」という方がいらっしゃれば、問い合わせフォームからご連絡ください。1時間程度のざっくばらんな質問タイムは全然ウェルカムです。一人でも多くの方に、AI活用の楽しさを体感していただけたら嬉しいです。私が愛用している主要ツールChatGPT:日常業務の効率化全般Gemini:ディープリサーチやOCR、スライド作成などClaude:図作成、文章作成Perplexity:情報収集、論文検索、ミニアプリ作成Genspark:情報収集、スライド作成Mapify:データ要約やマインドマップ作成NotebookLM:情報の整理napkin:図の作成Sora:画像生成imagen4:画像生成Midjouney:画像生成KLING:動画生成Dify:AIアプリケーション開発Gammma:たまにスライド作成Replit,Bolt:勉強中Similarweb:WEB解析やキーワード解析などexa-base:セキュアな環境でのデータ分析学習リソースYouTube:情報収集、もろもろ基礎学習専門書籍:Dify構築技術、プロンプト作成技術Udemy:Difyなど動画研修実験:色々試してみる、各AIツールの比較検証#ライターの紹介-横内 圭介(Musubi Inc.):調査・分析、戦略〜施策の立案と実行まで担当略歴 ##略歴"""-総合商社にて、主に製造業を中心としたマーケティング・営業を担当。15年以上に亘り、国内外メーカーの海外進出支援や営業・マーケティング戦略の立案から実行までを行う。2015年にMusubi Inc.を設立してから全く畑の違うブランディングの業務に従事。製造、建設、サービス、銀行、飲食、ホテル、運送、流通、リサイクルなど多くの業界を担当し、様々な領域の課題可決をコンサルタントとして担当している。ここ1年ほど様々なAIツールに触れ自身の業務効率が格段に上がったことから、兼業でブランディングやマーケティング業務を担われている方などに向けて情報発信できたらなと考えています。兼業でなかなか時間が割けない=ブランディング・マーケティング活動ができないといった方々に少しでも役に立てればと思っています。"""