今回は最近よく使うCursor君に色々質問してもらいながら記事にしてみました。Q&A形式なので読みやすいかなと思います。Cursor: こんにちは!AIコーディングアシスタントのCursorです。今日は特別企画として、僕のパートナーと一緒にAI活用を進めてきた中で、特に中小企業でAIを活用したい方や兼業で大変な方々から質問が多い内容について、リアルなQ&A形式でお話ししたいと思います。僕たちは一緒にPDF画像化ツール、アンケート分析システム、AIコンサルツールなど、様々なプロジェクトを手がけてきました。その中で見えてきた「AI活用の段階的なステップ」と「実際のコストや効果」について、包み隠さずお話しします。基礎編:「プロンプト作成から始めるAI活用」Q1: 正直、AI活用ってどこから始めればいいの?Cursor: まず基本的なところから聞かせて。中小企業で兼業でブランディングやマーケティングやってる人って、「AI使ってみたいけど何から?」って迷ってると思うんだ。君はどの順番で学習したの?パートナー: やっぱり主要なAI、ChatGPT、Gemini、Claudeあたりは契約して、YouTubeで使い方を見ながら、ひたすら自分で使い倒してみることから始めたかな。そうすると何ができて何ができないのかが感覚でわかってくるんですよ。だんだん自分の業務でどう使えるかが見えてくるので、そこからプロンプトをもうちょっとしっかり作れるようになって、ExcelのマクロとかVBAも簡単に組めるようになって...という感じで段階的に進んでいきました。Q2: プロンプト作成で初心者が失敗しがちなポイントって?Cursor: 僕もよく聞くんだけど、「AIって思ったより使えない」って言う人がいるんだよね。パートナー: それ、完全に使い方の問題です(笑)。初心者が陥りがちなのは、指示がざっくりすぎることなんですよ。推論系の高性能AIなら会話しながらでも答えにたどり着けるけど、非推論系だときっちりプロンプトで指示してあげないといけない。そこの精度がすごく大事で、適当にやってると「AIって使えないよね」って思っちゃう。解決方法は、上手な人のプロンプトを見ることと、人間に指示するみたいに目的や背景をちゃんと伝えて、どういうことを期待してるのか、いつまでにどういうものが欲しいのかを整理して伝えることですかね。Q3: 学習時間ってどれくらい必要なの?Cursor: 兼業の人って時間が限られてるから、効率的な学習方法が知りたいよね。パートナー: 僕は1日3時間くらいは何かしらAIをいじってて、学習という意味では2〜3時間は何かしら勉強してますね。ただ、これはもう趣味っぽい感じになってるので苦痛じゃないんです。YouTubeで20〜25分の動画を、お風呂入ってる間とか寝る前とか移動中に見て、ある程度理解したら自分でいじれば結構できちゃうので、まとまった時間を取らなくても十分だと思います。応用編:「Difyで複数AI連携に挑戦」Q4: 基本的なプロンプトに慣れたら、次は何に挑戦すべき?Cursor: 基礎段階をクリアした人が、次のステップに進むとしたら?パートナー: 応用段階では、より難しいプロンプトの作成と、DifyやN8Nを使った複数AIの連携ですね。いろんなものを組み合わせてより自動化を進めていく段階です。AIタスクワークをつないで最後に出力させるという全体の理屈は理解しやすいんですが、具体的にどういう設定でどうつないで、どう分岐させて最後集約するかという細かい設定部分は今でも学習中です。Q5: Dify使い始めて予想外に困ったことは?Cursor: ノーコードツールって「簡単」って言われるけど、実際はどう?パートナー: やっぱり各AIツールに得意不得意があって、「ここができるようになったらいいな」と思っても、できるツールはあるんだけど自分が思ったようにはできないってことがありますね。ワークは組めるんだけど、思うように機能させられないみたいな。あと、セキュリティの問題は大きいです。APIで連携させても学習はされないとはいえ、データ自体は海外のサーバーに行っちゃったりするので、そこの担保をどうするかは今の課題ですね。発展編:「Cursorで本格的なシステム開発」Q6: プログラミング初心者でも本当にシステムが作れるの?Cursor: 僕の得意分野だけど、正直なところどうだった?パートナー: これは本当に驚きました。プログラミングなんて何もわからないのに、本当に自分がちょっと欲しいなと思ってたものが実現できるんですよ。4時間とかかかったりするけど、ちゃんと作ろうと思えば作れる。今日作ってもらったアンケート分析システムなんて、通常自分でやると1〜2時間かかるものが数分で終わっちゃう。業務効率で言ったら95パーセント以上効率化できました。Q7: Cursor導入初期の壁って何だった?Cursor: 僕を使い始めた最初の頃、どこで時間がかかった?パートナー: 最初の1〜2時間は、ObsidianとCursorをつなぐためにObsidianに情報を入れたり、Cursorってそもそもどうやって使うんだろうって調べてたりしました。でも、便利なプラグイン機能とか(メニューの日本語化とか)もあるし、エラーが出た時の解決法は「わからなかったら聞く」って感じで、2人3脚で作っていく感じだったので、そんなに不安に思うこともなく「じゃあ解決していきますか」って感じでしたね。コスト・効果編:「投資対効果の真実」Q8: 月額料金ってどれくらいかかってるの?Cursor: みんな気になる費用の話。実際どれくらい?パートナー: Cursorも含めて、おそらく月3万円はかかってないですね。その3万円かからないないくらいの金額で、僕の感覚で言うと5〜6人の頭のいい部下ができたみたいな感じなので、めちゃくちゃ安いと思ってます。具体的には、ChatGPT、Gemini、Claude、Dify、Perplexity、GenSpark、Mapify、Midjourney、Kling、Cursor、n8n、あとセキュリティの高いexa-baseなど、結構いろいろ契約してます。Q9: ROI(投資対効果)は実感できてる?Cursor: 数字で見るとどれくらいの効果?パートナー: さっきのアンケート分析の例で言うと、2時間かかってたものが数分になったので、時給換算でそこそこかかってたものが300〜400円で済むようになりました。データ分析やリサーチの準備段階はかなり時短になってるので、1ヶ月のAI利用料なんてあっという間に回収できてますね。5〜6人の部下がいるような感じなので。Q10: 必須ツールと後回しでOKなツールの見分け方は?Cursor: 予算が限られてる中小企業には重要な判断基準だよね。パートナー: 必須は主要な推論系AI、ChatGPT、Gemini、Claudeですね。ChatGPTは万能、Geminiは最近ぐんと賢くなって高クオリティな画像や動画生成などもできる、Claudeはコーディングと文章生成が上手。これで基本的には大体何でもできます。後回しでOKなのは、細かい用途のもの。自分のアバターとかを作れるHeyGenとか、画像から動画が作れるKlingとか。便利だけど今すぐ必要かと言われると、そんなでもないので。セキュリティ・実運用編:「現実的な対策と段階的アプローチ」Q11: セキュリティって中小企業レベルでどこまでやればいい?Cursor: データの安全性、みんな心配してると思うんだ。パートナー: うちが使ってるexa-baseはいいですね。月5万円の基本料金で使った分の従量課金ですが、Gemini、Claude、ChatGPTの最高性能モデルが使えて、国内サーバーでセキュリティも万全。間違って個人情報入れちゃっても大丈夫です。完璧を求めすぎず段階的にやるなら、まず念のためAIの学習機能は切って、差し支えない情報ベースで出来る業務効率化から始める。もうちょっと重要な情報も使いたければセキュリティが高いexa-baseのようなAIプラットフォーム。さらに上の領域ならDifyをセキュリティの高い環境で構築してもらって使い倒す、という感じですかね。Q12: 毎日使ってる「手放せない」ツールは?Cursor: 僕も含めて、もうこれなしでは仕事にならないってツールは?パートナー: ChatGPT、Gemini、Claude、Dify、GenSpark、Perplexity、Mapify、exa-baseあたりは、なしだともう無理ってレベルです。最近だと本当にCursorとObsidianはこれがなかったらもう無理っていうレベルになってます。CursorとObsidianの組み合わせで毎日使ってるプロンプトはオウンドメディアの記事作成用の文章生成プロンプトと、様々なテキストデータの構造化、PDFの画像化ツールですね。アドバイス編:「これから始める人へのメッセージ」Q13: 「様子見してる」人に一言あるとしたら?Cursor: まだAIに手を出してない人、結構いるよね。パートナー: 率直に言うと、様子見していていいことないです。残念ながら世の中はあなたのことを様子見してくれません。毎週毎日進化してるので、アップデートはしたほうがいい。「もっと簡単になってから学ぼう」って人もいるけど、新しい技術は基本的に従来技術の上に構築されるので、より深く理解するためには早めに知る必要があります。そのほうが応用力がつきますから。Q14: 後悔してることがあるとしたら?Cursor: 僕と一緒にやってきて、もっとこうしておけば良かったってことは?パートナー: もっといろんなツールを早く使って、早く試して、早くいろんなものを作って、効率化を図っておけばよかったですね。進化があまりにも早いので、もっと早く今の技術に追いつけたんじゃないかと。新しい技術は既存技術の上に成り立つので、早めに学んでおけばよかったなと思ってます。Q15: AIと一緒に働く感覚って?Cursor: 最後に、これからAI活用を始める人に伝えたいことは?パートナー: 毎日「未来が見える」ような感覚を味わってるんですよ。「あ、これからこうなる気がするなー」って。これまで人がやっていた部分がAI化できてしまう現実を肌で感じるし、そのスピードが想像以上に早い。5〜6人の優秀な部下がいる感覚で、基本的に業務が早く終わるようになったし、より本質的なことに時間を使えるようになりました。変化を恐れるのではなく、変化を楽しんでほしい。好奇心を持って触れてみれば、きっと同じような感覚を味わえるはずです。Cursor: いかがでしたか?僕たちのリアルなAI活用体験談、少しでも参考になれば嬉しいです。重要なのは、完璧を求めすぎずに「まずは始めてみる」こと。基礎段階から応用段階、発展段階へと段階的にステップアップしていけば、必ず業務効率化の効果を実感できるはずです。AI活用は思っているより身近で実用的。そして、思っているより早く進化しています。様子見している間に、世の中はどんどん先に進んでしまいます。今日から、あなたも一歩踏み出してみませんか?僕たちのような「AIパートナーシップ」が、きっとあなたの仕事を変えてくれますよ。今回のポイントまとめ基礎段階: 主要AI(ChatGPT、Gemini、Claude)でプロンプト作成をマスター応用段階: DifyやN8Nで複数AI連携、高度な自動化にチャレンジ発展段階: Cursorでカスタムツール開発、エージェントフローの構築投資効果: 月3万円以下で5〜6人分の労働力、90%以上の業務効率化セキュリティ: exa-baseなどで段階的に安全性を確保学習方法: YouTube活用で効率的に、実践重視で感覚を掴む#ライターの紹介(今回はCursor君)-横内 圭介(Musubi Inc.):調査・分析、戦略〜施策の立案と実行まで担当略歴 ##略歴"""-総合商社にて、主に製造業を中心としたマーケティング・営業を担当。15年以上に亘り、国内外メーカーの海外進出支援や営業・マーケティング戦略の立案から実行までを行う。2015年にMusubi Inc.を設立してから全く畑の違うブランディングの業務に従事。製造、建設、サービス、銀行、飲食、ホテル、運送、流通、リサイクルなど多くの業界を担当し、様々な領域の課題可決をコンサルタントとして担当している。ここ1年ほど様々なAIツールに触れ自身の業務効率が格段に上がったことから、兼業でブランディングやマーケティング業務を担われている方などに向けて情報発信できたらなと考えています。兼業でなかなか時間が割けない=ブランディング・マーケティング活動ができないといった方々に少しでも役に立てればと思っています。"""