※Brand Engineeringはコンソーシアムという形態です。運営元のMusubi Inc.の実績だけでなく、パートナー自身の実績もご紹介しています。概要貴金属のリサイクル事業を主に運営されている株式会社ネットジャパン様。その中でブランド時計事業も運営されていました。主にはBtoBビジネスで成長されているので、ブランド時計のBtoCビジネスへの参入は不慣れというのが実状でした。ブランド時計事業社としては後発になるため、いかにしてシェアを拡大していくかブランディングという観点から戦略の立案〜実行支援までサポートさせていただきました。課題:戦略の不在と施策有効性の未検証BtoCに対してどのように拡販していくのか有効な施策が分からないというのが目に見える課題でしたが、そもそも「どんな価値を誰に提供するのか」といった戦略の不在が施策不在につながっていると考えました。まずは市場環境や競合など戦況の把握=事業の今いるポジションの把握、そして各種施策の問題点の把握が急務となりました。実施内容:戦略不在から戦略をベースにした改善活動①まずはヒアリングや現場訪問、市場調査・競合調査なども行い、戦況の分析を行う。そもそもの市場環境やビジネスモデル、競合はどう売上を伸ばしているのか、自社は何が不足しているのか間違っているのか、今いる状況を把握することで改めて目的や目標の議論を交わしていきました。パートナー企業のレベルも調査したので、なぜこうなってしまったのか全体感を把握することが出来ました。②いくつかの仮説をベースに議論し、戦略=ブランドコンセプトの立案とそれに合わせたコピーラインティング(ブランドコンセプトワード)を準備。目的からWHAT/WHO/HOWを整理し、戦略の骨子とそれに合わせてワーディングも行い、戦略のイメージを高めていきました。高額商品だからとラグジュアリー方向にするのではなく、お客さまが時計を手にされる前・手にされた時・手にされた後の本能的な感情にフォーカスしたコンセプトにしていきました。③現状の施策の分析(サイト解析や広告分析など)も行い、ブランドコンセプトに基づくキービジュアルの開発〜施策の立案まで行う。戦略に基づき、よりイメージを高めるためまずはキービジュアルの開発を行いました。結局ブランディング=クリエイティブでしょ?という見方もあるかもしれませんが、ビジュアルがあるとメンバーの事業イメージが高まることも確かです。メンバー全員がワクワクしながら、どういう事業にしていくか話し合いを重ねていきました。理屈ではなく、ビジュアルから感じられるワクワク感、こういったものもプロジェクトを進行する上で大事な要素になっていきます。また、一旦予算に上限は設けず施策の立案を行いました。何がいくらあれば出来るのか分からないという状態だったので、まずは「◯○という施策を打つなら予算はこのくらい」といった情報を知ってもらうことを優先しそのようにしました。④目的達成のため、短期施策と長期施策を予算調整しながら実施。ある程度施策内容と予算内容、そこから得られる改善値を確認し、実行のフェーズに入っていきました。短期的にはWEB広告の運用改善、中期的にはECサイトと付随システムの改善、長期的には実店舗でのブランド構築といった流れでした。⑤定期的な観測と改善提案2回/月の定例ミーティングやデータ確認などを行い、自社での運用組織化も考えサポートしています。最後に戦略なき施策はギャンブルになりやすいことが多いと考えています。たまたま当たることもありますが、外れる可能性の方が高いです。戦略不在の施策は目的や目標も立てにくく、効果検証もままなりません。忙しい業務の中、改めて戦略から考えるのは勇気がいることだと思いますが、急がば回れと考え振り返ってみるのも良いかと思います。主要プロジェクトメンバー紹介横内 圭介(Musubi Inc.):調査・分析、戦略〜施策の立案と実行まで担当総合商社にて、主に製造業を中心としたマーケティング・営業を担当。15年以上に亘り、国内外メーカーの海外進出支援や営業・マーケティング戦略の立案から実行までを行う。2015年にMusubi Inc.を設立してから全く畑の違うブランディングの業務に従事。製造、建設、サービス、銀行、飲食、ホテル、運送、流通、リサイクルなど多くの業界を担当し、様々な領域の課題可決をコンサルタントとして担当している。佐藤 章(WCA INC.):コンセプト企画〜ライティング、CDを担当株式会社WCAに所属。クリエイティブGrpティレクション : クリエイティフティレクター。通常の広告コンテンツ制作 はもちろん、クライアントの成⻑を見据えたブランディングまでトータルサホート。フロセスの要所要所で概念を言語化し、コミュニケーションの文脈を開発。改善を必要の場合はそれに伴うコンテンツの再構築も提案。コアアイデアを確立させて各メディア(Webサ イト、SNS、店頭ツール)に展開するクリエイティブディレクションから表現としてのコピーライティングまで手掛けている。★受賞歴■日本の広告賞・ライオン雑誌広告 : 消費者のためになった広告コンクール優秀賞 ・ライオンバイタリス薬用育毛トニック : ACC ラジオスポットCM大賞 / ACC Permanent Collection(第12回CM殿堂入り)・ライオンザクトライオン : ACC全日本ラジオスポットCMシリーズ優秀賞 ・メントスTV-CM : ACC秀作賞・リステリンTV-CM : ACC賞・シックトリプルエッジTV-CM : ACC賞・メントスTV-CM : ACC秀作賞・シックヒゲチェン : 第61回広告電通賞 インターネットウェブサイト優秀賞■海外の広告賞・メントスTV-CM : CANNESファイナリスト / IBAファイナリスト / Times Asia-pacific AD Awardsファイナリスト /CLIOファイナリスト / ニューヨークフェスティバルファイナリスト ・リステリンTV-CM : Times Asia-pacific AD Awardsファイナリスト / IBAファイナリスト ・シックトリプルエッジTV-CM : IBAファイナリスト・スミノフアイスTV-CM : THE MOBIUS ADVERTISING AWARDS・シックヒゲチェン : Asian Marketing Effectiveness Gold 受賞 / 2008 Times Asia-pacific AD Awards Gold 受賞・イリノイ州プロジェクト : 2016 REGGIE Awards Bronze受賞齋藤 薫(Hogarth Japan):キービジュアル開発を担当ユニリーバ (Lux、Dove)、 Johnson & Johnson、ユニチャーム、バイエル薬品、シャイアー ジャパン (現 武田薬品工業)、Rolex、ハーゲンダッツ、ケロッグ、Nestle (KitKat)、モンデリーズジャパン (リカルデントガム)、森永乳業 (Philadelphia) など 数多くのブランドを担当。特に Beauty、Cosmeticsに関する知識と女性のインサイトを捉える的確なディレクションには定評がある。2017年からはAmwayアカウントにおいてアートディレクターに加えクリエイティブ ディレクター業務を兼任。スキンケア、メイクアップ、ヘアケア、ボディケア、男性用、美容家電など、多岐にわたる製品のクリエイティブ開発のディレクションに携わっている。★受賞歴Times Asia-Pacific AD Awards Merit賞、New York Festivals ファイナリスト、日本雑誌広告賞 金賞、全国カタログポスター展 経済産業大臣賞、消費者のためになった広告コンクール 金賞など。